DCエクスティンディッド・ユニバースはこれまで散々な評価と失望をファンにもたらしていました。
しかしガル・ガドットが演じた”ワンダーウーマン”が最高のスタートを切りDCユニバースに一筋の光が差し込む形となった。
しかし、この成功はライバルであるマーベルの手法が正しいということの裏付けになってしまったと思う。
マーベルが展開するユニバース”マーベル・シネマティック・ユニバース”は2008年から始まりアイアンマン、ハルク、ソー、キャプテン・アメリカと個々のヒーローのオリジンを描いてから”アベンジャーズ”へと繋がっていき、大成功となった。
DCエクスティンディッド・ユニバース(DCEU)はこれまでヘンリー・カヴィルの”マン・オブ・スティール”のみがオリジンを描いた形となり”バットマンvスーパーマン/ジャスティスの誕生”、”スーサイド・スクワッド”で個々のキャラクターのオリジンは描かずに制作されました。
結果はBvSもスーサイド・スクワッドも惨敗となりDCEUの存続すら危ういとウワサされるほどで苦しい状態となった。
そんな中、最後の希望として全米で公開された”ワンダーウーマン”はすでにBvSで登場しているがその詳細はほとんど描かれずにいた、そして今回満を持してオリジンとして公開され、結果は成功。
これによりヒーローにはやはり誕生におけるプロセスを伝えることが重要であるという事が立証されたのだと思う。クリストファー・ノーランのダークナイトが今でもアメコミ映画ファンに愛されているのはバットマンの誕生を繊細かつ時間をかけて描いたからだと思っています。
DCエクスティンディッド・ユニバースは今後も作品を公開していく予定であるが、オリジンをしっかり描けるかが鍵になると思う。
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