マーベル・シネマティック・ユニバースは2008年の”アイアンマン”からスタートして2018年で10年になります。
これまでMCU、アベンジャーズの先頭に立って来た一部のヒーローはその物語を終えようとしています。
ファンはいつまでもスティーブ・ロジャースやトニー・スタークなどの勇姿を観続けたいと思っていますが、プロジェクトのマンネリ化も危惧される時期に入っているのも事実です。
マーベル・スタジオはこの10周年というタイミングで新たなMCU新時代に入ろうと考えており、新たな試みを始めています。
そして、MCU新時代のリーダーは誰になるのかは、ファンにとって一番気になる所ですが3月1日に公開された漆黒のヒーロー”ブラックパンサー”はその疑問に答えることが出来る最高の作品となりました。
3月1日の公開に合わせて観賞してきました。
極力のネタバレは控えて感想を書きたいと思います。
MCU新時代のリーダーはティ・チャラのブラックパンサーだ!
純粋に”正義の心”を持つティ・チャラが周りの人々とワカンダ王国自体も変えていく。
”シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ”でもその片鱗は見せていましたが、やはりティ・チャラという人物は正義に対して公平な考えを持っているようです。
なので、ティ・チャラは父親であるティ・チャカが隠していた真実に対して大きな葛藤を抱き苦しみます。
しかしそこから一つ成長していく過程が素晴らしく描かれていたと思います。
メインヴィランである”キルモンガー”が良かった!
マイケル・B・ジョーダン演じるエリック・キルモンガーがこの”ブラックパンサー”と言う作品をより素晴らしくしてくれたヴィランであることは間違いありません。
マイケル・B・ジョーダンはヴィランであるエリック・キルモンガーを演じるにあたって以前に『ヒース・レジャーの”ジョーカー”いみたいなキャラクターにしたい』と明かしていましたが、まさにMCU史上上位に入るヴィランとして名前を残してくれるでしょう。
彼のやろうとしていたことは決して良いことではありませんが、弱者の道からスタートしてのし上がった彼からすれば、あの考えはある意味彼なりの正義の形だったのかも知れないと勝手に深読みしてます。
スーパーヒーロー映画で特殊な力も出てきますが、これは”人間悪”の話だと思いました。
韓国でのクロウとのカーチェイスシーンは圧巻!
トレーラーでも観れましたが、韓国でのクロウたちとのカーチェイスシーンは迫力満点です!
ブラックパンサーの身体能力の凄さとワカンダのテクノロジーの凄さには参りましたよw
MCUお得意の最先端ガジェットが満載!
”ヴィブラニュウム”という万能物質により最先端のテクノロジーを持つワカンダ王国には素晴らしきガジェットが満載です。
ブラックパンサースーツしかり、韓国のカーチェイスシーンでは遠隔操作でティ・チャラの妹、シュリが車を運転します。
このうようなガジェットがたくさん登場しますのでこれは劇場でお楽しみください。
MCUの新時代は”ブラックパンサー”が引っ張るんじゃないかなと思う。
王国の王として成長したティ・チャラはこれまで”ヴィブラニュウム”を世界から守る為にこれまで他国との関係を極力取らなかったですが、ティ・チャラは今後、世界と渡り合うことを宣言します(ヴィブラニュウムのことは隠してます)
これにより、今後のMCUのユニバースストーリーでワカンダという選択肢を作ったことになり、またティ・チャラは国外で初のワカンダの福祉施設を立てますが、もしかすると、ここは新たなアベンジャーズと関係があるものになるかもしれません(勝手な妄想です)この流れから推測するに”アベンジャーズ4”以降のMCUはブラックパンサーが中心になるような気がします。
女性戦士たちがかっこいい!
”ワンダーウーマン”でのアマゾネス戦士は女性戦士の新たな形を見せてくれた思っていました。
これに対し僕は初めてDCFUがMCUに掛けたプレッシャーだったと感じており、MCUがこれに対抗する何かを用意しているだろうと推測していましたが、案の定”ブラックパンサー”で国王親衛隊として女性戦士を登場させました。
彼女たちのアクションと国王に対する忠誠心はかっこいいものになっています。
ファイギが女性中心の映画に前向きなのがわかった気がします。
マーティン・フリーマンはこういう役が似合う。
CIA捜査官のエヴェレット・ロスを演じているマーティン・フリーマンはふとしたきっかけでワカンダの秘密を知ることになりますが、後半は”シャーロック”のワトソンみたいに流れに揉まれて一緒に戦います。
これはマーティン・フリーマンだから絵になる役だと痛感しました。
最後に
”ブラックパンサー”は間違いなく今後のMCUにとって重要なヒーローであることは間違いありません。
MCUのユニバースストーリーが若干絡んでいますが、単体でも楽しめると思いますので興味がある方はぜひ劇場へ足を運んでみて下さい。
Green Arrow