マーベルコミックスとDCコミックス。
共にアメリカを代表するアメコミヒーローコミックスであり今や全世界でも人気のある多くのヒーロー、ヴィランを輩出していますが、映画界で言えばマーベルが2008年に展開を始めた”マーベル・シネマティック・ユニバース”(以下MCU)がDCの2013年より展開している”DCエクスティンディッド・ユニバース”(以下DCEU)を大きく突き放している状態である。
MCUは現在”ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/リミックス”まで計15本の映画を公開しており、ストーリーラインもいよいよサノスとの最終決戦を迎える様相を呈してるので物語は最高潮へと向かています。
MCUは2008年の”アイアンマン”からヒーローを丁寧に描いておりファンの気持ちを上手く引き込ませていた。そして大成功を収め巨大ユニバースへと成長しました。
一方、DCエクスティンディッド・ユニバースは2013年より”マン・オブ・スティール”を始まりの位置とし”バットマンvスーパーマン/ジャスティスの誕生”(以下BvS)、”スーサイド・スクワッド”と現在日本では3本の映画を公開しています。
しかしDCEUは作品評価が低く今のところ苦戦を強いられている状態である。
以前、当ブログでも”ひとり言”として書かせてもらいましたがDCEUはそれぞれのキャラクター像の描きが少なくファンの感情が上手く移入出来ていないのがひとつの要因でではないでしょうか。
そんな苦戦を強いられていたDCEUですがここに来て希望の光が差し込んできた。
”ワンダーウーマン”の大ヒットである。
”BvS"で初披露されたワンダーウーマンは同作ではほとんどその詳細が描かれていなかったがパティ・ジェンキンスのもと単独映画でワンダーウーマンの誕生=オリジンを詳細に描いているとされ全米で大ヒットとなった。
ここで初めてDCEUがMCUにプレッシャーを与えた形となる!
MCUはこれまで女性が主人公のヒーローを描いていない。
今後公開される予定のブリー・ラーソン主演の”キャプテン・マーベル”で初めて女性ヒーローを描くことになっている。
百戦錬磨のMCUでも新たな試みにはそれなりの不安が必ず付きまとう。
そんな中でのライバルDCの”ワンダーウーマン”大成功は大きなプレッシャーになるだろう。
”ワンダーウーマン”の監督パティ・ジェンキンスは実写映画として女性監督歴代1位の興収を記録した。
アメコミファンは”ワンダーウーマン”の記録的大ヒットを受けてMCUの”キャプテン・マーベル”がどう対抗するかを期待しているだろう。
常にDCの前を走っていたマーベルにとってこれは初の試練となるかもしれない。
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