”アベンジャーズ/エンド・ゲーム”のトレーラーが突然リリースされて興奮している最中、そのアベンジャーズ/エンド・ゲームの鍵となるヒーロー、”キャプテン・マーベル”のオリジン映画公開されました!
もちろん3月15日の公開日・・そして僕と言えばレイトショー(どうでもいいですっよねw)なので、早速観て来ました。
《WARNING》ここから先はネタバレが含まれる可能性があるので閲覧の際は気をつけてください。
サノスに対抗できる正しく最後の希望を感じさせる圧倒的な強さと正義のヒーローの誕生!
1)MCUの次のキャプテンは君だ!キャロル・ダンバース
クリー人として育てられたヴァース(キャプテン・マーベル)がスクラルの侵略を阻止するべく力を手に入れ、ミッションを遂行していますが、スクラルに捕まったことで記憶が徐々に戻ってきてことにより、自分自身の本当の姿と本当の敵が誰なのか?という真相に迫る、SFサスペンスアクション映画となっています。
彼女が真実に気づいた時に沸き起こる正義感と悪に対して臆すること無く立ち向かっていく姿は正にこれからのMCUのキャプテンとなるべき姿でした。
2)若き日のニック・フューリーは茶目っ気たっぷり!
本作は1990年代が舞台となっており、キャプテン・マーベルは若き日のニック・フューリーと新人時代のコールソンと出会います。
劇中は主にフューリーと共に動きますが(コールソンの出番は少なかったです)この若き日のフューリーは茶目っ気たっぷりです。
2008年アイアンマンのポスト・クレジットシーンで初登場してから、多少のユーモアはありましたが、一貫してヒーローたちを束ねるキャラクターとしてクールな一面を見せてくれていました。
しかし今作ではキャロルに振り回されるということもありますが、とても可愛らしいフューリーの一面を観ることができます。
特にグースという猫と出会ってからは赤ちゃん言葉で話しかけるフューリーの姿はこれまでのイメージをいい意味で壊してくれています。
3)キャロル・ダンバースとスティーブ・ロジャースの境遇が似ている。
キャロルはアメリカの空軍に所属していますが、当然のことながら軍は男社会です。
その中で彼女も男たちと同じ訓練を受けようとしますが、体力的に差があるため苦戦します。
それをあざ笑う男たちの構図とキャプテン・アメリカのスティーブ・ロジャースがスーパーソルジャー計画を志願する前の姿が重なります。
キャロル、スティーブ共にハンディキャップがありながらも正義のためとなったらどんな相手でも立ち向かっていきます。
キャロルの初期の記憶のシーンではカートでコースアウトして倒れ込み、軍では吊るされたロープを掴みながら横のロープへとジャンプして渡ろうとしますが失敗して地面に叩きつけられ、野球ではビーンボールを投げられ倒れ込んでしまいます・・・・
しかし、後半の記憶のシーンではそれらのその後まで描かれており、キャロルはコースアウトしてもまた立ち上がり、地面に叩きつけら男たちに笑われてもまた立ち上がり、野球でビーンボールで倒れ込んでも再びバッターボックスに入ります。
彼女にはどんな苦境な場面でも常に前に向かって立ち向かうと言う強い信念があり、それは彼女がヒーローとして真っ直ぐに向かっていく姿が見えます。
4)キャロルがなぜ”アベンジャーズ”初期メンバーにいないのか。
では・・なぜそんな彼女がフューリーが計画した”アベンジャーズ計画”のメンバーにいなかったのか??
フューリーはこのタイムラインだと最初に出会ったヒーローがキャロル・ダンバースですが、彼女を初期のメンバーに入れていません。
それは劇中で確認した方がいいと思いますので、多くは語りませんが・・それ相当の理由があります。
そして”アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー”のフューリーの行った行為の意味も繋がります。
5)MCUの様々な繋がりが明らか!!
”キャプテン・マーベル”は事前報道からわかるように《アベンジャーズ》の誕生となるお話にもなっています。
ですので今回の映画ではその辺りのあらゆる事がつながっていくことになります。
*”アベンジャーズ”の名称はどこから来たのか?
*ニック・フューリーが片目になった理由とは?
*キャロルがなぜ初期メンバーにいなかったのか?
などなど・・・
ちなみにニック・フューリーが片目になった理由が好きですw
6)今回のポスト・クレジットシーンは2つ
マーベル・シネマティック・ユニバースではもうお馴染みのポスト・クレジットシーンですが今回は2つあります。
1つ目は最初のクレジットシーン(映像付きの方です)の後にありますが、このシーンはMCUファン並びにこれまでMCU作品を追ってきた人たち、ならびに”アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー”を観た人にとっては激アツなシーンですので是非観て欲しいです!
2つ目は本格的なクレジットシーン(黒をバックにした長いVer.の方です)の後にありますが、こっちはほっこり系です。
7)スタン・リーへの敬意に込み上がるものが・・
昨年11月に亡くなったアメコミ界の巨匠スタン・リーへの敬意が今回は含まれています。
カメオ出演はもちろんですが、今回はオープニングでちょっとした計らいがあります。
最後に
”アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー”は多くのマーベルファンを絶望に陥れました。
そして僅かな希望としてキャプテン・マーベルに託すことになっていますが、今回の映画でサノスに立ち向かえる唯一の存在になり得るかもと思わせてくれています。
1990年代が舞台ですので現在進行形の直接的な繋がりはない映画ですが、4月公開予定の”アベンジャーズ/エンド・ゲーム”を観に行く前に観ておいた方がいいのでは?と思わせてくれる映画でした。
Green Arrow