DCフィルム・ユニバース最新作となる”アクアマン”を公開日と同時に観てきました。
しかし、いつもならマーベル映画もDC映画もレイトショーがあるから今回も余裕をかましていたら・・・今回、僕の住んでる地域ではレイトショーがなかったのです・・・
一番近い映画館が幸いにも会社から10分足らずにあったので(イオンモール)仕事を定時で終わらせて、妻を家に置き去りにして(もちろん行くとは連絡してますが)速攻で観てきました。
《WARNING》ここから先は映画感想になるので若干のネタバレが含まれる可能性があります。
記事タイトル通り、本作はアーサー・カリーが海底の王となる自覚とすべての正義としてのヒーローの成長を描いた素晴らしい作品でした!!
1)”アクアマン”はこれまでのDCFU映画にはないコミカルでアクション満載のかなりぶっ飛んだ作品!
まず、最初に感じたのはこれまでのDCFU作品とは一味も二味も違うぞ?ってところです。
ジェイソン・モモア演じるアーサー・カリー/アクアマンのキャラクターにもよると思いますが、全編通してこれまでのDC映画らしいダークでシリアスな部分は少なかったです。
時折、組み込まれるコミカルな部分が実に心地よい感じで、あたかも入れましたよ!ってことを感じさせなかったです。
正直、ジャスティス・リーグは無理やり感があり、それならいっそのこと入れないで欲しいと感じることもありました。
2)しかしDCらしさが全く無かったわけではなく、DCファンが求めるキャラクターの苦悩も描かれています。
ニコール・キッドマン演じるアトランナ女王が地上の人間と恋に落ち、生まれたのがアーサー・カリーであるため、彼女は我が子と夫を守るために海底へと戻ることを決めます。
アーサー・カリーはそれにより母親は殺されたと思っており、それは自分が生まれたからだと自分を責め続けています。
ヒーローの苦悩という点に重きを置くDCらしさをこの辺りで感じさせてくれています。
また、海を汚す地上の人間に海底人の怒りが頂点に達するといった描写は現代問題をチクリと指していると思われます。
さらにブラック・マンタというヴィランの誕生もDCらしさが凝縮されていると思いますので、その辺は是非劇場で確認してください。
3)注目された水中シーンも違和感なく描かれています。
アクアマン映画でもっとも重要な部分である水中シーンですが、ジェームズ・ワンは見事にクリアしています。
ジャスティス・リーグでも少し水中シーンが出てきましたが、ザック・スナイダーは水中の会話シーンにエアバブルを用いて会話中はその周りだけ水を遮断していた方式をっっていましたが、2時間20分のほとんどを水中シーンで占めるアクアマンではそれは不可能なので、そのへんは普通に会話していました(まぁ、海底人なのでそれでいいと思います)ただ、水中だと思わせるようにキャラクターの髪は常に揺れていたり、移動も水の中を動くような振る舞いを徹底したので、違和感は感じませんでした。
4)アクションシーンは必見!
他の映画ブログの方々も仰っていますが、2時間20分間そのほとんどがアクションシーンで満載です。
冒頭の潜水艦でのシーン、アトランティスでの決闘のシーン、イタリアのシチリアでのシーン、クライマックスのでシーンと書き出すと止まらないので、この辺りも是非劇場で観て欲しいです。
5)気になったところ・・・・もなくはない。
まぁ、大体については満足なんですが・・気になるところも少しありました。
せっかくのDCフィルム・ユニバース作品なので・・いくらワーナー・ブラザースとDCフィルムズがジャスティス・リーグの失敗後、自己完結型のフランチャイズとして軌道修正したといっても、やっぱりもう少しユニバースストーリーを描いてほしかったなーと思ったのが率直な感想です。
世界観を共有しているなーと感じさせてくれたのがアンバー・ハード演じるメラの
ステッペンウルフを倒したでしょ。
っいうセリフだけだったので・・・
ワンダーウーマンの場合は過去のお話だったので、仕方ないと思ってましたが”アクアマン”はジャスティス・リーグ後のストーリーなので・・・もう少し横の繋がりがあってもよかったかなーと思います。
あとアトランティスに潜水艦が攻めてきたことの言及がなかったことです。
(コメント欄で教えてもらいましたので解決済です)
最後に
”アクアマン”はヒーロー映画の要素もあり、アドベンチャー映画の要素も含まれた映画なので、ヒーロー映画はちょっと・・という人でもアドベンチャー映画が好きなひとだったら楽しめると思います。
あと、アンバー・ハードのメラが素敵でした!!!!!!!
Green Arrow