”アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー”はマーベル・スタジオが2008年”アイアンマン”からスタートさせたシネマティック・ユニバースの集大成です。
マーベル・スタジオはの”マーベル・シネマティック・ユニバース”他のフランチャイズがこれまでになかったような方法で、複数のタイトルに渡って長編のストーリーを観客に贈り続けたことで、シリーズ最新作”アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー”はこれまでのアメリカのBox Officeの記録を打ち破る作品へと成長しました。
MCUの成功で他の映画スタジオも同じようにシネマティック・ユニバースプロジェクトを開始していますが、マーベル・スタジオのような成功は現時点ではありません。
マーベル・シネマティック・ユニバースが何不自由なく成功したと思われがちですが、ルッソ兄弟はこの制作方法に伴うリスクを知っています。
ジョー・ルッソは他のスタジオに助言を求めると・・
映画のユニバースを通じてすべてが支えられるわけではない。
と答え、巨大なユニバースを作ることは簡単ではないとの見解を示した。
DCフィルム・ユニバースではシリーズ第2弾となった”バットマンvスーパーマン/ジャスティスの誕生”ではDCユニバースにバットマンを導入し、スーパーマンと戦う理由を作りだし、最終的に新たな敵と戦うために団結するといったストーリーですが、映画はファンの期待に応える結果には届きませんでした。
その理由は映画の膨大な上映時間だけでは多くの物語を調整することが困難だったことです。
BvSでキャラクターのストーリーを描くことに苦労したにも関わらず、”ワンダーウーマン”を挟んで公開された”ジャスティス・リーグ”でさらにアクアマン、フラッシュ、サイボーグを登場させ、膨大な上映時間の批判の改善からジャスティス・リーグは2時間で収められました。
これでは尚更、キャラクターの物語希薄になります。
結果、”ジャスティス・リーグ”は興行収入的にかなり落ち込みDCフィルム・ユニバースの再構築が余儀なくされました。
ルッソ兄弟
アドバイスは聴衆がさらに開放されていると思うので、物語を伝える新しい方法を探し続けることだ。
とアドバイスした。
DCフィルム・ユニバース以外にもユニバーサルもモンスター映画を集結させる”ダーク・ユニバース”を立ち上げましたがトム・クルーズの”ザ・マミー”は興収的に失望させ、その後のプランは現在白紙状態となっています。